【維持食】オーブン任せでOK!彩り野菜とたんぱく質の簡単維持食
忙しい毎日の強い味方、オーブンで作る簡単維持食
ダイエットに成功された後、その成果を維持するためには、継続的な健康的な食習慣が欠かせません。しかし、仕事や家事、育児と両立しながら、毎日栄養バランスの取れた食事を準備するのは大変なことと感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。献立を考えたり、複数の調理を同時に行ったりするのは、時間も労力も要ります。
そこで、今回はオーブンを活用した維持食についてご紹介します。オーブン料理と聞くと少し手間がかかるイメージがあるかもしれませんが、実は忙しい毎日の維持食にぴったりの、簡単で栄養バランスも取りやすい調理法なのです。オーブンに「お任せ」できる時間を活用して、ご自身の時間も大切にしながら、美味しく健康的な維持食を続けてみましょう。
オーブン料理が維持食におすすめな理由
オーブンを使った調理には、維持食を続ける上で嬉しいメリットがたくさんあります。
- 簡単・時短調理: 材料を切って天板に並べ、調味料を絡めたらあとはオーブンに入れるだけ。加熱中は他の作業ができるため、効率的に時間を使えます。火加減を見る必要もありません。
- 栄養バランスが良い: 肉や魚といったたんぱく源と、複数種類の野菜を一緒に調理しやすいのが特徴です。これにより、一皿で様々な栄養素をバランス良く摂取しやすくなります。
- ヘルシー: 蒸し焼きやローストは、素材自体の脂を利用したり、必要最低限の油で調理できたりするため、余分な脂質を抑えられます。また、旨味が凝縮され、少ない調味料でも美味しく仕上がります。
- 作り置きにも便利: 一度にたくさん作れるため、翌日の食事や作り置きにも適しています。冷めても美味しくいただけるレシピが多いのも利点です。
- 家族が喜ぶ: 彩り豊かで見た目も華やか。食欲をそそる香りで、家族みんなで美味しい維持食を囲むことができます。
レシピ:鶏むね肉と彩り野菜のハーブロースト
高タンパクで低脂質な鶏むね肉と、食物繊維やビタミン豊富な彩り野菜を組み合わせた、簡単で満足感のあるオーブン料理です。
維持食としてのポイント
- 高タンパク質: 鶏むね肉はダイエット後の体型維持に必要な筋肉のためにも良質なたんぱく源です。
- 食物繊維たっぷり: ブロッコリー、パプリカ、きのこ類などを使うことで、満腹感を得やすく、腸内環境を整える食物繊維を豊富に摂取できます。
- ヘルシーな脂質: オリーブオイルを使用し、健康的な脂質を適量摂れます。
- 簡単・時短: オーブンに入れるまでの準備時間は約15分。加熱中は手が空きます。
- 作り置き可能: 多めに作っておけば、お弁当のおかずや翌日の食事にも活用できます。
買い物リスト
- 鶏むね肉:1〜2枚
- ブロッコリー:1/2個
- パプリカ(赤・黄など):各1個
- お好みのきのこ(マッシュルーム、しめじなど):1パック
- じゃがいもやにんじん(お好みで):1個
- にんにく:1〜2かけ
- オリーブオイル:大さじ3〜4
- 塩、こしょう:少々
- ドライハーブ(ローズマリー、タイム、オレガノなど):小さじ1〜2
材料(2〜3人分目安)
- 鶏むね肉:1枚(約250g)
- ブロッコリー:1/2個
- パプリカ(今回は赤を使用):1個
- しめじ:1パック
- じゃがいも:小1個
- にんにく:1かけ
- オリーブオイル:大さじ3
- 塩:小さじ1/2
- こしょう:少々
- ドライローズマリー:小さじ1
作り方
- 下準備:
- 鶏むね肉は余分な脂を取り除き、一口大よりやや大きめに切ります。塩(分量外)を少々振っておきます。
- ブロッコリーは小房に分け、茎の硬い部分は皮をむいて輪切りにします。
- パプリカは種を取り、一口大に切ります。
- しめじは石づきを取り、ほぐします。
- じゃがいもは皮付きのまま綺麗に洗い、1cm厚さの輪切りにします。大きければ半分に切ります。
- にんにくは薄切りにします。
- オーブンを200℃に予熱しておきます。
- 味付け:
- 大きめのボウルに切った鶏肉と全ての野菜、にんにくを入れます。
- オリーブオイル、塩、こしょう、ドライローズマリーを加えて、全体に絡むようによく混ぜ合わせます。
- 焼く:
- 天板にオーブンシートを敷き、2の材料を重ならないように広げて並べます。
- 200℃に予熱したオーブンで、約20〜25分焼きます。鶏肉に火が通り、野菜に焼き色がつけば完成です。
- ※オーブンによって焼き時間は調整してください。竹串などを鶏肉に刺して透明な肉汁が出れば火が通っています。
調理時間の目安
約35分(準備15分、加熱20分)
栄養価目安(上記材料で作った場合の1人分)
- カロリー:約350kcal
- たんぱく質:約25g
- 脂質:約20g
- 炭水化物:約15g
- 食物繊維:約5g ※使用する材料の量や種類、部位によって変動します。
時短・簡単調理のコツ
- 野菜はカット済みのものや冷凍野菜(ブロッコリー、パプリカ、きのこミックスなど)を活用すると、さらに準備時間を短縮できます。
- じゃがいもやにんじんなど火の通りにくい根菜を使う場合は、小さめに切るか、事前に電子レンジで少し加熱しておくと焼き時間を短縮できます。
- 鶏むね肉はフォークで数カ所刺してから味付けすると、味が染み込みやすくなります。
作り置きとリメイクアイデア
- 作り置き: 冷蔵で2〜3日、冷凍で2週間程度保存可能です。冷ましてから密閉容器に入れて保存してください。食べる際は電子レンジやオーブントースターで温め直します。
- リメイク:
- ほぐしてサラダのトッピングに。
- 刻んでスープやカレーの具材に。
- ご飯に乗せて丼に(雑穀米などと)。
- パンに挟んでサンドイッチに。
家族向けアレンジ
- お子様向けには、ケチャップやバーベキューソースを添えたり、チーズを乗せて焼いたりすると喜ばれます。
- 大人向けには、唐辛子フレークを加えたり、レモン汁を絞ったりするのもおすすめです。カレー粉やパプリカパウダーでスパイシーな味付けにするのも変化があって良いでしょう。
他のオーブン維持食アイデア
鶏むね肉以外にも、オーブンを使えば様々な食材で美味しくヘルシーな維持食が作れます。
- 鮭と旬野菜の包み焼き: アルミホイルで鮭と好きな野菜(アスパラ、きのこ、玉ねぎなど)を包み、ハーブバターや味噌バターなどで味付けして焼くだけ。魚の栄養素も手軽に摂れます。
- 豆腐ハンバーグのチーズ焼き: 豆腐とひき肉を混ぜてヘルシーに作ったハンバーグ種を成形し、野菜と一緒に焼き、仕上げにチーズを乗せて焼く。
- たっぷり野菜とソーセージのジャーマン風: じゃがいも、玉ねぎ、パプリカなどをソーセージと一緒にスパイスとオリーブオイルで和えて焼く。ボリュームがありながら野菜もしっかり摂れます。
賢くオーブンを活用して、維持食を習慣に
オーブン調理は、材料の下準備さえすればあとは「お任せ」できる点が、忙しい日々を送る読者の方々にとって大きなメリットとなります。一品でたんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維をバランス良く摂れるレシピを基本にすれば、献立を考える負担も減らせます。
野菜はまとめてカットしたり、冷凍保存を活用したりすることで、さらに効率アップが図れます。週末にまとめてカットした野菜を密閉容器に入れておく、冷凍野菜ストックを活用するなど、ご自身のライフスタイルに合わせた工夫を取り入れてみてください。
維持食は特別な食事ではなく、日々の暮らしに寄り添うものであることが大切です。オーブン料理を賢く取り入れて、美味しく、楽しく、そして無理なく健康的な食習慣を維持していきましょう。